SERC(Software Evolution Research Consortium)

ソフトウェア進化と保守のシンポジウム(SEMS) 2018のお知らせ

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ソフトウェア進化と保守のシンポジウム(SEMS) 2018

 

メインテーマ:

 どうする日本のメインテナンス!

  >>>サマータイム制だけではない,これだけある変化と変更

 

主催:ソフトウェア・メインテナンス研究会(Software Evolution Research Consortium :SERC)

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当研究会(SERC)は,国内で広義のソフトウェアメインナンス(オープンソフトウェアを含む既存ソフトウェアの改修,強化,進化)に関する唯一の専門研究グループとして199012月に創立しました。以来,当該メインテナンスの諸問題に焦点を当て,さまざまな切り口からその解決策を探ってきました。

 

今年のシンポジウムは,メインテーマとして「どうする日本のメインテナンス! >>>  サマータイム制だけではない,これだけある変化と変更」と題して,今後起こる可能性のある制度の変更や周辺環境の変化に対し,受け身ではないプロアクティブで実施価値の高い既存ソフトウェアに対する保守対応について,課題や対策の情報共有の場を提供したいと考え企画しました。

サマータイム制は,2020年東京オリンピックに合わせて実施することに対し,情報システムの改修期間的困難さから,実施に否定的な意見が多く報道されているようです(927日に開催されたサマータイム導入の是非を検討する自民党の研究会では,東京五輪での導入は困難との認識が示され,この機運は急速にしぼんでいます)。ただ,その他には,元号変更,軽減税率を含む消費税率変更,ネット通販やキャッシュレスサービスの拡大,IoTの拡大,クラウド環境への移行,巧妙化するサイバー攻撃への対策強化など,関連する情報システムへの影響が無視できないものが多くあります。

これらの対応は,内容によりパラメータやマスタデータの修正といった簡単な作業で済むよう開発されているシステムもあるかもしれません。しかし,修正自体は容易な場合でも,テストをどこまで行うべきか等,変更後のシステム全体の品質(含む非機能品質)が保たれているかの判断が難しいことなどが想定されます。このように,制度の変更や環境の変化への対応は,開発時の保守性設計が比較的適切にされていたとしても,一般的に想定されるイメージ以上にIT部門にとって大きな負担になることが考えられます。

今回のイベントが,ITシステムを担当するさまざまな階層のソフトウェア技術者にとって,社会情勢の今後の変化動向を敏感に感じるだけでなく,環境の変化に担当システムでどう対応しているか,また対応してきたかをベンチマークする重要性を確認する場となればと考えています。

 

午前の基調講演では,深刻なインフラの老朽化,自然災害多発などの環境変化に対して,先進的なテクノロジーを使い,どのように対応がなされているか参考にしていただくため,他業種の有識者2名にご講演をいただきます。最初は,髙松コンストラクショングループ技術研究所&青木あすなろ建設㈱ 技術研究所執行役員技術研究所長の牛島 氏より「せまりくる社会インフラの危機 つくるから守るへ(仮題)」,引き続いて,株式会社地圏環境テクノロジー会長で東京大学名誉教授の登坂 博行 氏より「豪雨による河川氾濫,土砂災害のリスクとその対処法(仮題)」と題してご講演をいただきます。

 

午後は,一般財団法人 経済調査会が平成29年度実施した調査結果に基づき,近畿大学との共同研究「アプリケーション保守費用に与える要因の分析」と題した調査・研究報告を同調査会の大岩 佐和子 氏より行っていただきます。

 

続いて,参加者の皆様にはいくつかのグループに分かれていただき,ITシステムに影響を与える制度の変更や環境の変化について,現場や管理面での苦労・工夫などを自由に話し合っていただく場を提供いたします。グループ内での話し合いの司会・進行,出たお話の取り纏め(どなたの発言かは記録しません)とグループ単位の発表は,当研究会の研究員が各グループにリーダとして入り,担当します。そのため,参加者の皆様は,差し支えない範囲で気軽にお考えやご認識を発言され,他の参加者の話で参考になるものや,ご質問に対する参加者やリーダの回答から得られた知見を,ご自身のIT現場改善の役立てていただければと考えています。

 

なお,当日SERCの新年次個人会員(入会金無料,年会費5,000円,請求は後日)に申し込みされますと,11月末に発行予定の今年次報告書の無料進呈の特典と,12月からの新年次個人会員としての資格(新年次の一部イベント無料参加,年次報告書の取得,作業部会への加入で研究活動補助受給有など)が得られます。また,本イベントの全プログラムに参加されたITコーディネータ認定者には,ITコーディネータ実践力ポイント(6時間分 1.5ポイント)が付与されます。


既存ソフトウェアの改修,改良,機能強化に携わっている皆さん,オープンソースをベースにさまざまな開発を行っている皆さん,当日は有意義な議論を楽しみましょう。また,終了後には,情報交換会(参加費別)を周辺で行います。是非ご参加ください。

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           開催要領

● 日時:20181115() 9:50-16:50(受付 9:30から)

● 会場:江東区東大島文化センター 1研修室

       (136-0072 東京都江東区大島8-33-9)

      https://www.kcf.or.jp/higashiojima/access/

       都営地下鉄新宿線「東大島」駅 大島口出口より徒歩5

● プログラム

  9:30- 9:50 受付

  9:50-10:00 開会のあいさつ 代表幹事 増井 和也

 10:00-11:00 基調講演1 せまりくる社会インフラの危機つくるから守るへ(仮題)

          牛島 栄 氏

           髙松コンストラクショングループ技術研究所&

           青木あすなろ建設㈱  技術研究所

           執行役員 技術研究所長  

           工学博士,土木学会フェロー・日本コンクリート工学会フェロー,

           技術士(総合技術監理部門・建設部門)

           主な著書:社会インフラの危機 つくるから守るへ 

                 ―維持管理の新たな潮流

11:00-12:00  基調講演豪雨による河川氾濫,土砂災害のリスクとその対処法(仮題)

           登坂 博行 氏

                  株式会社地圏環境テクノロジー会長 

                  東京大学名誉教授

                  主な著書:地圏の水環境科学

 12:00-13:00 昼食休憩

 13:00-14:00 調査報告 「アプリケーション保守のコスト変動要因」

        一般財団法人 経済調査会 大岩 佐和子

 14:00-14:15 休憩(レイアウト変更)

 14:15-15:45  <グループ別ワーク> リーダ(進行役)は当研究員が担当(意見集約) 

 15:45-16:30  <クループ報告>   報告はリーダが行う

 16:30-16:50  <グループ別ワーク全体総括・閉会の言葉>

 

●定員:先着60名

●シンポジウム参加費:

  一般参加者は3,000円,SERC研究員は無料

●ITコーディネータ実践力ポイント

 6時間  1.5ポイント

●併設情報交換会:

 会議終了後,近所の居酒屋で情報交換会を行います。

 参加費は,別途3,000円程度を予定しています。

●申込方法:

  下記に添付した申込用紙に必要事項を御記入の上,SERC事務局まで申込みください。

  定員超過でお申込をお断りする場合には,メールにてご連絡いたします。

  なお,参加費は当日会場受付にて現金でお支払いください (領収書を差し上ます)

  申込受付後のキャンセルは原則としてお断りします。

 

  申込み宛先: ソフトウェア・メインテナンス研究会(SERC)までメールをください。

  serc-secretariatat)serc-j.jp

  申込み〆切り: 2018119日(金)

 

=====以下に記入して serc-secretariatat)serc-j.jp===========

 ソフトウェアの進化と保守のシンポジウム(SEMS)2018 参加申込用紙

  ■氏名 (ふりがな) _______________ (________________________)

■会社名:__________________________________

  ■E-Mail: ___________________________________(お申込み時の発信元メールアドレスと同じ場合は記入不要)

  ■ITコーディネータ認定番号___________________________________(ITコーディネータ実践力ポイント取得対象者)

  ■領収書の宛名書き: __________________________

  ■情報交換会の参加: 参加 / 不参加 (どちらかを消してください)

  ■参加資格: 一般参加 / SERC研究員 (どちらかを消してください)