SERC(Software Evolution Research Consortium)

SERCフォーラム2021年9月~レガシーシステムにおける技術的負債解消へのアプローチ~

SERCフォーラム 2021年9月

DXに向けた

レガシーシステムにおける技術的負債解消へのアプローチ

主催:ソフトウェア・メインテナンス研究会

(Software Evolution Research Consortium :略称SERC)

 

 20201228日に,経済産業省からDXレポート2(中間とりまとめ)」(*1)

が発表され,DXに関しての議論が盛んに行われるようになりました.


印象的なのは,DXの話題と共に,

1)技術的負債と既存システムのモダナイゼーションやレガシーシステム存在のリスクに触れ,

2)新規ビジネスへの人材と予算を確保する為の技術的負債の解消

について述べられていることでした.


 また,私たちが研究している技術的負債については,同レポートの中でも触れています

1) 対話に向けた検討ポイント集 第1 4 "既存"システムの現状と課題(*2)

2) 対話に向けた検討ポイント集 第3 2節 技術的負債の解消による投資確保(*3)


 レガシーシステムというと,みなさまが思い浮かぶシステムは,おそらくメインフレームではないでしょうか.

1980年代から今に至るまで活躍を続けているメインフレーム,これまで塩漬けだったのかと言えば,そんなことはありません.

時代とともに形を変え,他社のメインフレームや様々なオープン系のシステムと繋がるようになり,進化の道を歩んでいます.

しかしながら,それ故に複雑化していくシステムをどうしていくべきか,日々奮闘しているエンジニアの話は絶えません.レガシーシステムを無くすべきなのか否か,ミッションクリティカルな大規模システムに対し,その問いの重さは計り知れません.


 本日は,そんな悩ましい問いに対し数々の解決策を提供してきた,TIS株式会社の熊谷 宏樹氏をお迎えし,モダナイゼーションによる技術的負債の取り組みについてお話しを伺います.


 メインフレームに馴染みの無い方のために,SERC伊藤氏からメインフレームシステムの変遷についての解説も行います.

モダナイゼーション,技術的負債について,みなさまで一緒に考えてみましょう.

 

(*1)デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会の中間報告書

DXレポート2(中間取りまとめ)』を取りまとめました

https://www.meti.go.jp/press/2020/12/20201228004/20201228004.html

(*2)4.デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会 

ワーキンググループ1 報告書 対話に向けた検討ポイント集 第1 4 "既存"システムの現状と課題 P33

https://www.meti.go.jp/press/2020/12/20201228004/20201228004-5.pdf

(*3)4.デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会 

ワーキンググループ1 報告書 対話に向けた検討ポイント集 第3 2節 技術的負債の解消による投資確保 P17

https://www.meti.go.jp/press/2020/12/20201228004/20201228004-7.pdf


-- SERCフォーラム2021年9月 開催要領 --

日時

20210916() 19:00-20:30 Zoom によるオンラインミーティング

●プログラム

18:55-      Zoom オープン

19:00-19:05 開会のあいさつ SERC代表幹事 馬場 辰男

19:05-19:15 解説

       1980年代~現在 図解:メインフレームをとりまくシステムの変遷例

       伊藤 順一氏

19:15-19:50 基調講演

       モダナイゼーションによる技術的負債解消の取り組み

       熊谷 宏樹氏

19:50-20:25 QA & ディスカッション

       技術的負債解消の難しさ

       熊谷 宏樹氏、伊藤 順一氏

20:25-20:30 クロージング SERC幹事 三輪 東

定員

先着80名

参加費

無料(一般参加・学生・SERC研究員)

お申し込み方法

一般参加・学生:こちらの Peatixページ からお申込みください.当日の Zoom アドレスは Peatix 経由でご連絡いたします.

SERC会員:更新手続きを完了したメールアドレスに Zoom アドレスを前日にお送りいたしますので,事前のお申込みは不要です.

連絡事項・注意事項

お問い合わせは,serc-steer @ serc-j.jp までお願いいたします.