SERC(Software Evolution Research Consortium)

Bグループ 2016

活動テーマ「保守作業改善の基盤技術調査」

リーダー 石川 雅彦

 ソフトウェア資産の増大やソフトウェア実行環境における外部モジュールへの依存度の増大,またソフトウェアライフサイクルの長期化により,ソフトウェア保守エンジニアの対応範囲は増大複雑化の一途をたどっています. 加えて,一旦リリースされたソフトウェアはユーザからの継続的な要望に応えるために絶えざる進化が要求されています. このような状況に対処するため,本グループでは、保守作業改善の基盤技術に焦点を当てて研究活動を進めてきました.一例を挙げれば;

  • ソフトウェア可視化ツールの研究と紹介
  • ソフトウェア進化・保守研究に関する最新動向の調査と紹介
  • 保守業務の成果物と改善点・課題に関する研究
  • ソフトウェア保守の現状に関する,一般企業へのアンケート調査

 などがあります.しかし, 本グループの調査研究はこれだけに留まりません.活動は基本的には,研究員各人の興味と動機に基づいて進めていきます.昨年度の研究は「各人が好きなことをやる」をテーマに据えました.今年度のテーマはキックオフ合宿までに決定するつもりですが,スタンスは基本的に変わらないでしょう.他の研究員のテーマに興味を感じて,そのテーマを手伝うのもよいでしょう.様々な背景や経験を持つ研究員同士で,必要に応じて,情報交換を行いながら活動を進められることが参加のメリットとして挙げられます.

問題意識を持った各位の積極的な参加をお待ちします.